ベット・ミドラー、自らを語る

ローズ [DVD] グレイテスト・ヒッツ おなじみ、「アクターズ・スタジオ・インタビュー」にベット・ミドラーが出ていた。オアフ島の生まれということは知っていたが、ジョージ・ロイ・ヒルの「ハワイ」をきっかけに、この世界に入ったことは知らなかった。
 「屋根の上のバイオリン弾き」の長女を演じていたのも何となくわかる。ヒット作となった「ビバリーヒルズ・バム」(DOWN AND OUT IN BIVERLY HILLS)について、ディズニーが出演料が安くて芸達者な俳優を探していて、リハビリ中のニック・ノルティリチャード・ドレイファス、それに「ローズ」で評価されたものの仕事がなかった自分(ミドラー)が出ることになったというのは映画界裏事情という感じ。しかし、この「ビバリーヒルズ・バム」のヒットで、コメディエンヌとしての評価が確立し、コンスタントに映画に出るようになるわけで、「ローズ」が起爆剤ではなかったというのは何だか意外。
 「愛は翼にのって」(WIND BENEATH MY WINGS)は本人も甘ったるい曲と思っていたようだが、これがベット・ミドラーとしては最もポピュラーな曲で、最後にアクターズ・スタジオの学生たちと記念写真をとるのだが、ここで学生たちが、この楽曲を歌っていた。