銀行に再び、冬の時代?

大手銀行六グループの2007年9月中間決算が21日、出そろった。合計の連結純利益は約9400億円で、過去最高益だった前年同期に比べて45%減少した。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題やノンバンク関連の損失などが響き、6グループがいずれも減益になった。サブプライム関連の損失は合わせて3000億円以上になる見込みで、08年3月期の純利益見通しも前期比で2割減少する。

 このところ、復活したかに見えた日本の大手銀行だが、サブプライム問題やら、ノンバンク問題やらで、足を引っ張られた。銀行の存在意義とは何か、と難しく言うよりも、一体、どうやって利益を上げていく存在なのか、問われるようになるのかも。