08年10〜12月の実質GDP、年率12.7%のマイナス

内閣府が16日発表した2008年10?12月期の国内総生産(GDP)速報値は物価変動の影響を除いた実質で前期比3.3%減、年率換算で12.7%減となった。3四半期連続のマイナス成長で、減少率は第1次石油危機時だった1974年1-3月期の年率13.1%減に続く約35年ぶりの大きさ。金融危機をきっかけにした世界不況の影響で輸出が過去最大の落ち込みとなり、個人消費、設備投資も大きく減った。日本経済は外需を中心に総崩れの状態で、深刻な景気後退に入った。

 2ケタ・マイナスのGDPになると予想されていたが、12.7%減。第1次石油危機以来の惨状なのだ。しかし、その割に政治家にも官僚にも危機感が・・・。バブル崩壊以来、「危機」「危機」と続いてきて、麻痺してしまったのだろうか。しかし、今回はトヨタパナソニックまで総崩れの状態だから、尋常ではないが・・・。