青山ユニマット美術館が3月末で閉館

 久しぶりに青山ユニマット美術館へ行ったら、3月31日で閉館という掲示が出ている。ウェブを見ると

 当美術館の発起人であり統括責任者の取締役副館長 額賀雅敏が、病のため昨年12月に急逝いたしましたため、当美術館の企画運営に支障をきたし、残念ではございますが閉館の止む無きに至りました。

 という説明が出ている。「シャガールとエコール・ド・パリ コレクション」が売り物の美術館で、特にシャガールが充実していたが、残念だなあ。キーパーソンの急逝ということが直接のきっかけではあるかもしれないけど、休館ではなく閉館というのは、このところの経済情勢も影響しているのではないかと思えてしまう。企画運営のキーパーソンを失ったことは痛手だろうが、後継者を探すという手もあったように思えるし・・・。それに招待券を持っていたのだが、その有効期間は4月14日までだったから、急に閉館が決まったようにもみえてしまう。美術館が閉館するときって、常設展の絵画はどうするのだろう。倉庫に寝かせるのか、別の美術館に貸し出すのか、売ってしまうのか。同じような動きが他でも出てくるのだろうか。
 で、「シャガールとエコール・ド・パリ コレクション」はやはり素晴らしかった。今日は特別展示として「ミレーとバルビゾン派の画家たち」をやっていた。ミレーって、農民の絵画かと思っていたら、肖像画も描いていたんだなあ。
【参考】
・オフィシャルサイト
 http://www.unimat-museum.co.jp/index.html
・特別展示・企画展
 http://www.unimat-museum.co.jp/tenrankai.html