女子フィギュア、ロシアGP、安藤が1位、浅田は5位

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、ロシア杯最終日は24日、モスクワで行われ、女子はショートプログラム(SP)で3位だった安藤美姫トヨタ自動車)がフリーで1位となり、合計171.93点の逆転優勝でGP通算2勝目をマークした。SPで6位と出遅れた浅田真央中京大)はフリーも5位と振るわず、150.28点で5位に終わった。

 トリノオリンピックの頃と、安藤と浅田は入れ替わってしまった感じ。金メダルが期待されている浅田真央は痛々しいぐらい切羽詰まった感じだし、一方、メダルのプレッシャーから解き放たれた安藤美姫はのびのびと演技し、トップ。トリノの頃、オリンピックの出場年齢に達していない浅田はのびのびとしていて、プレッシャーとは無縁のように見えたけど、やっぱり人間なんだなあ。あの頃の安藤の痛々しさが今は浅田になってしまった。金メダルをとった荒川の凄さが改めて分かるなあ。