岡ノ谷一夫(おかのや・かずお)

 NHKの「爆笑問題のニッポンの教養」に出ていた生物言語学の先生。番組紹介は以下のとおり。

「言葉の起源」は、ヒトの進化史上最大の謎であり、物的証拠がないだけに、最も困難な課題の一つと言われている。その謎に独自の視点から迫ろうとするのが、理化学研究所・生物言語研究チームリーダーの岡ノ谷一夫だ。岡ノ谷の研究対象は、言葉を獲得する以前の動物たちだ。女王を頂点とする階級社会を形成し、身分によって鳴き声を変える珍獣「ハダカデバネズミ」、仲間うちで20種類近い鳴き声を使い分ける南米産のネズミ「デグー」、さまざまなフレーズをつなぎ合わせ、一羽一羽が独自の求愛の歌をつくって歌う「ジュウシマツ」。これまでは、まず「単語」が生まれ、やがてそれらを結びつけて複雑な意味を作り出す「文法」が生じてきた、とする説が支配的だった。しかし岡ノ谷は動物の音声コミュニケーション研究を通して、「言語の起源は求愛の歌だった」と大胆な仮説を立て、世界から注目を集めている。

 研究内容も面白いが、キャラクターがまた面白い。本を読んでみようか。

言葉はなぜ生まれたのか

言葉はなぜ生まれたのか

研究室のウェブページ
 http://www.brain.riken.jp/jp/k_okanoya.html
NHK爆笑問題のニッポンの教養」番組紹介(8月31日放映)サイト
 http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20100831.html
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