女子フィギュア全日本選手権、安藤が逆転V、浅田も復活

フィギュアスケート全日本選手権は最終日の26日、来年3月の世界選手権(東京)代表の最終選考会を兼ねて長野市ビッグハットで行われ、女子はフリーで、ほぼノーミスの演技をしたショートプログラム(SP)2位の安藤美姫トヨタ自動車)が逆転し、計202.34点で6年ぶり3回目の優勝を果たした。SP首位の浅田真央中京大)は計193.69点で2位にとどまり、大会5連覇を逃した。SP3位の村上佳菜子(愛知・中京大中京高)が計187.52点で3位に入った。上位3人は世界選手権代表に選ばれた。

 女子フィギュアは安藤・浅田・村上3強時代になるのだろうか。鈴木明子が一歩後れをとった形。安藤はメンタルが安定してきたようだし、浅田も自信を取り戻した風。再スタートを切るキム・ヨナが参戦してくる世界選手権が、ふたりがどのくらい調子を戻してきたかの評価の場所になるのかもしれない。
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