ブンデスリーガ、長谷部のボルフスブルク、監督解任で後任はリトバルスキー

日本代表MF長谷部誠が所属するボルフスブルクは7日、成績不振を理由にスティーブ・マクラーレン監督との契約を解除したことを正式に発表した。なお、後任の指揮官には、これまでアシスタント・コーチを務めていたピエール・リトバルスキー氏が就任することになっており、12日に行われるハンブルガーSV戦で初さい配を振るう予定になっている。

 長谷部の所属する独ボルフスブルクブンデスリーガ1部リーグ降格一歩手前で成績が低迷していたが、ついに監督が解任。後任は、ジェフユナイテッド市原でプレーしていたことがあるリトバルスキー。別のニュースでは、ひとまず指揮(暫定監督)のような書き方をしていたところもあったが、どうなのだろう。しばらく指揮して良ければ正式に、ということなのだろうか。いずれにせよ、長谷部はマクラーレン監督になってから出場機会がなかなか与えられないようだったから、これが転機になるとうれしい。
長谷部誠 2011年 カレンダー ちなみに先週末までのブンデスリーガの成績をみると、ボルフスブルクは勝ち点が23で、18チーム中12位。下位2チームは自動降格、3位は2部リーグ3位チームと対戦して残留かどうかを争うことになるから、16〜18位が降格圏ということになる。ただ現状では、12位から最下位までの7チームが、23点2チーム、22点3チーム、19点と16点が各1チームという状態。ボルフスブルクは降格の危機ラインで戦っていることになる。名門チームとして監督降格の話が出てくるのは不思議ではない。
 で、日本人選手が入っているほかのチームはどうかというと、香川のドルトムントが51点で首位を独走。続いて細貝が移籍したレバークーゼン(現在は2部のアウクスブルクへレンタル)が2位で、勝ち点39。かなりの大差がついている。あとは、矢野のフライブルクが34点で6位、内田のシャルケが11位で26点(シャルケチャンピオンズリーグでは決勝トーナメントに残ったが、リーグ戦は今ひとつ)。そして、槙野のケルンが22点で16位、岡崎が新しく入ったシュトゥットガルトが19点で17位となる。長谷部、槙野、岡崎は降格の危機からチームを救うために戦うことになる。
ブンデスリーガのオフィシャルサイト(英語)
 http://www.bundesliga.de/en/index.php
ブンデスリーガ順位表(英語)
 http://www.bundesliga.de/en/liga/tabelle/
ボルフスブルクのオフィシャルサイト(英語)
 http://www.vfl-wolfsburg.de/50324.html

LITTI―ピエール・リトバルスキー自伝

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