イランの選挙で、ハメネイ師派が勝利というけれど...。民主社会の選挙とは違う?

核開発疑惑をめぐって欧米からの経済制裁を受けているイランで2日、国会議員選挙(定数290)の投票が行われ、アハマディネジャド大統領派は議席を伸ばせず大敗する公算が大きくなった。大統領と対立関係にある最高指導者ハメネイ師派の勝利で、さらに同師の影響力拡大につながる可能性もある。

 イランの議会選挙でハメネイ師派がアハマディネジャド大統領派に勝利したという。で、これをそのまま国民がハメネイ師を支持していると考えていいのかどうか。ヨリス・ライエンダイクの『こうして世界は誤解する』を読むと、中東の独裁国家の選挙を民主主義国家と同じ感覚で見てはいけないという。この選挙も、民主派はそもそも立候補も許されなかったという。そうした中での選挙の結果をどう読むべきなのだろう。超保守派が自分たちの圧勝の形を作り、主導権をとりたがっているのはわかるけど。
★イラン議会選挙 超保守派が圧勝へ NHKニュース => http://bit.ly/wuK2Y9

こうして世界は誤解する――ジャーナリズムの現場で私が考えたこと

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