民主党政権下、3年足らずで9人目の少子化相

野田首相が23日、中川公務員改革相(防災相)に担当させてきた少子化相を小宮山厚生労働相に兼務させたのは、政権の最重要課題である社会保障・税一体改革に絡み、今国会に提出済みの子育て関連法案の国会対応を重視したためだ。

 大臣がまた担当替え。民主党が政権についたのが2009年9月で、以来、首相も3人目だが、少子化相は今回で9人目。この読売の記事によると、消費者相は8人、公務員改革相は7人、拉致問題相は6人目。このあたりのことには、民主党政権があまり関心を持っていないことが見えてくるなあ。少子化、消費者、公務員は縦割りからはみ出した構造問題ともいえるし、そうした地道なことは嫌なんだんなあ。役所も業績があまり見えない分野の割りに手間がかかるから、手柄にはしにくいし、大臣を支えようという気もあまりないのだろうか。何だか、「適材適所」という言葉が虚しく聞こえ、政権の底が見えてくるような...。

適材適所の法則 コンピテンシー・モデルを越えて

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