リベラル最後の星、ロバート・ケネディ暗殺から50年

 1968年の大統領選のさなか、ロバート・ケネディが暗殺されてからi今日6月6日で50年。ダラスで凶弾に散ったジョン・F・ケネディ大統領(JFK)の弟。カリフォルニア州民主党予備選で勝利し、大統領への道が見え始めた矢先の惨事だった。単にJFKの弟というだけでなく、歳を重ねるごとに知性、人望ともに評価は高まり、リベラル最後の星、人種、貧富、さらに当時はベトナム戦争によって分断された米国の国民を統合することを期待されていた人物だった。

 政治家としては、こんな本を残している。

  米ソが核戦争寸前まで対立したキューバ危機のメモワール。大統領に反対意見を言う人は少なく、意思決定にあたって異論の大切さを主張していたのが印象的だった。安倍首相にも読んでほしいなあ。

ロバート・ケネディ『13日間』 - やぶしらず雑記録

 この本、映画にもなっている。 

 

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  日本ではそれほど目立たないが、米国では、ロバート・ケネディを惜しむ人は多く、映画や本もいろいろある。最近では、Netflixにドキュメンターが...

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  暗殺事件の日をテーマにした映画としては... 

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  監督は俳優のエミリオ・エステベス。ボビーはロバートの愛称。親しみを込めて、そう呼ばれていた。

 ロバート・ケネディ暗殺犯のサーハン・サーハンは現行犯逮捕されているが、それでもJFK暗殺事件と同じように陰謀論は絶えなかった。50年たっても...

mainichi.jp

 ケネディ家はジョンもロバートも神話の領域。単純な暗殺であったことなど許せないのだなあ。