新型コロナウィルス対策、韓国と日本でなぜ、こんなに差があるんだろう? 韓国は日本の10倍の検査数...

 朝7時から放映しているNHK・BSのワールドニュースが好きでよく見ている。フランス、ドイツ、英国、スペイン、中国、韓国の最新事情を50分で知ることができる。このところ、この番組を見ていて思うのは、韓国の新型コロナウィルス対策は日本に比べて、かなり進んでいるようにみえること。

 そこで、ちょっとネットを調べてみた。日本の新型ウィルス感染者は19日12時現在で73人、韓国は20日午前9時段階で82人。韓国のほうが多い。しかし、検査の実施状況を見ると...

 日本は1296人。このうちチャーター便の帰国者が764人。

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年2月19日版)

 一方、韓国は、というと...

感染の有無を調べるために検査を受けた人(感染者除く)は20日までに1万2161人に上った。1万446人は陰性反応で、残りは現在検査中だ。

新型コロナ感染者82人に 新規31人中30人は大邱・慶尚北道=韓国 | 聯合ニュース

  1万2161人...。検査を受けた人が1ケタ違う...。というか、10倍近い。検査の徹底度が違う。韓国では現在、1日5000件、月末までに1万件の検査能力を目指すという報道を見た記憶がある。しかも...

中央防疫対策本部は、午前10時(同9時時点)と午後5時(同4時時点)の1日2回、新型コロナウイルスの感染者数を発表している。

  情報公開も徹底している。しかも、中央防疫対策本部という専門部署の会見。うーん、日本と違う...。頑張れ、ニッポン...。

 20日午前の発表では、感染者が31人増えているのだが、このうち30人が大邸・慶尚北道

大邱慶尚北道の30人のうち23人は、31人目の感染者である60代の韓国人女性が通う宗教施設が接点とみられる。また、別の2人は慶尚北道内の医療機関と関わりがある。 

 日本でも参考になりそう。こういう広がり方をするのだなあ。追跡ができていてこそ感染経路もわかるし、宗教施設など人が多く集まる場所に注意が必要という教訓も引き出せる。

 ワールドニュースを見ていると見ていると、2月7日の韓国のニュースでは、中国以外でも新型コロナウィルス感染の疑いがある患者がいるという現場の意見も受けて、中国からの帰国者に限らず、医師の判断で検査を実施する体制を整えたとか、今日は、医師が検査したいのに患者が拒否したため、検査を見送ったところ、やはり陽性の人で、そこから感染が広がった事例があり、医師の検査権限を強化する方針を決めたとか、状況に応じて修正を加えている。いわゆるPDCAサイクルが回っている感じがする。

 日本はどうなっているのだろう? 大丈夫なんだろうか。今日の韓国のニュースでは、大量の感染者の発生に備えて減圧病棟を準備しているという話とか、感染を恐れて街の医院に人が行かなくなったため、医師の収入を支援する政策とか、実務的な対策の話が多かった。

 ちなみに「ダイヤモンド・プリンセス」では、外国人乗客に関して入国禁止措置をとり、チャーター便で帰国した韓国人も仁川空港検疫所に隔離している。

 ともあれ、新型コロナウィルス対策、未知のことも多いだろうし、日本もPDCA、回しているんだろうか。

 最近の日本、こんな感じがするけど...

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  そんなことを言っていないで、早く本気出して、こっちを勉強してほしい....

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  その韓国にしても20日午後4時時点の状況の発表では...

jp.yna.co.kr 

 ついに韓国でも死者。感染者も100人超え。日本の実態はどうなっているのだろう。本当に韓国ほど感染者がいないのか。検査していないためなのか。わからない。