経産省元審議官がインサイダー取引で逮捕

半導体大手「エルピーダメモリ」（東証１部上場、東京）など２社の未公表の内部情報を知りながら、両社の株を買い付けた疑いが強まったとして、東京地検特捜部は１２日、経済産業省元審議官の木村雅昭容疑者（５３）（官房付）を金融商品取引法違反容疑で逮捕した。木村容疑者は容疑を否認しているという。

　ついに、というか、やっと、というか、経産省の幹部がインサイダー取引で逮捕。この件が発覚してから、どのぐらい経ったのだろう。うやむやにしてしまうのかと思った。でも、一応の決着をつけたわけか。こんなに時間がかかるぐらいインサイダー取引としての立件が難しかったのだろうか。でも、インサイダー取引も論外だが、所管している企業の株式取引をしていること自体がアウトだと思うけど、これを取り締まる法律はなかったということなのだろうか。民から官に転じた知り合いが、エリート官僚は何をやっても許されると思っていると慨嘆していたが、この事件を見ると、その言葉の意味がわかる。

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