世界のスマホ出荷台数、ファーウェイがアップルを抜いて世界2位に。わかります。
華為の出荷台数は市場全体の16%を占めた。サムスンは21%で、アップルは12%。小米とオッポ(OPPO)が続き、トップ5に中国勢が3社入った。 https://t.co/vTpjHGIpjQ pic.twitter.com/7HIKBPE9SN
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) August 1, 2018
華為技術、つまりファーウェイがアップルを抜いて、スマホの出荷台数で世界2位の座に。トップはサムスンで変わらず。ファーウェイはいずれアップルを抜くだろうといわれていたが、ついに、その日が来た。
この結果、わかります。自分もかつてはiPhoneを使っていたが、いまはファーウェイに乗り換え、不満はない。不満はないというより、かなり満足している。
ファーウェイにはいつも、こんな話がついて回る。
www.cnn.co.jp 中国政府のトロイの木馬ではないかと警戒されている。でもねえ。コストパフォーマンスは抜群だし、使い勝手もいいんだよねえ。自分の場合、中国政府に対してセキュリティを気にしなければならない身でもないし....(万が一、そういうことになった日には意識するかもしれないけど)。
現状で言えば、アップル・プレミアムがついたiPhoneの価格を見た後に、ファーウェイを見ると...。両製品に、そこまでの差があるか、と...。iPhoneの宣伝を見ていると、ときどき、やっぱりiPhoneかな、戻るかな、と思うときもあるが、実際のところ、ファーウェイ、マイクロSDメモリーも使えるし、裏側についた指紋認証も速いし、これまで使っていたiPhoneより満足度が高いところもある。画像も美しいし、デザインもいいし、積極的にBack to iPhoneするほどの強い動機が生まれない。生まれても、値段をみると、まあ今のままでいいかな、と。
そんな我が身を考えると、ファーウェイが2位になったのは不思議ではない。ブランドよりも実質本位で考える人がファーウェイを選ぶのはすごくわかる。iPhoneは高価格品なので、売上ベースになると、まだiPhoneの販売シェアは高いのだろうが、台数では抜かれるのは当然だろうなあ。サムスンも今は結構、高価格帯になってきているから、ファーウェイを中心とした中国勢の攻勢が続くのかもしれない。ファーウェイって、本を読むと、経営としても面白い存在。伸びているのは、ただ安いだけじゃなさそう。
「三度目の殺人」ーー“事実”はわかるようで、わからない。人間だから
遅ればせながら、見ました。
是枝裕和監督の「三度目の殺人」。福山雅治演じるエリート弁護士と、会うたびに発言が変わる役所広司演じる殺人犯の物語。是枝監督らしく明確な解答は出さない。そのもやもやのなかに人間が描かれる。映画を通じて、ひとがひとを裁くということの難しさ。簡単にわかりそうで、わからない「事実」というものの存在をみることになる。
映画を見ていて、知り合いの弁護士が、裁判で最も難しいのは「事実」の認定だと話していたことを思い出した。そのひとは民事の弁護士だが、民事の争いでも、依頼人が本当のことを話しているのかどうかは、裁判になって相手側の発言と照らし合わせてみないと実はわからないという。
事実を話していないと意味も、必ずしもウソをついているということではなく、記憶違いもあれば、勘違い、誤解もある。自分に都合がいいように記憶が書き換えられている場合もある。客観的には事実ではなくても、本人の脳のなかでは揺らぎない事実になっている。人間とは、そういうものらしい。
世の中には、息をするにように、嘘をつく人もいる。どれだけウソを本人が意識しているのかもわからない。その場の空気や気分によって、事実をつくる。役所広司が演じているのも、そんな人のようにみえる。そうした人を前にすると、普通の人は混乱の極致に陥る。それが福山の役。事実とは何かということもわからなくなる。
人間が人間である限り、ひとがひとを裁くというのはなかなか難しいことだと改めて思う。AIが進化すれば、裁判など簡単にできるという人がいるが、問題は、インプットされたデータそのものが事実かどうか、わからないこと。データが事実かどうかもAIは正確に判断するのだろう。確率論か。
ともあれ、法廷物を是枝監督が撮ると、こういう感じになるのか、という映画でした。答えは出さず、考えさせる。ひとがひとを裁く究極の判決である死刑制度についても考えさられる。
CNN style が直島をレポートしていた。いまや世界の「アートの島」だなあ
CNN styleのツイッターを見ていたら...
This is Japan's art island, where the museums were custom-built to exhibit famous works https://t.co/sjvAj0BSK3 pic.twitter.com/FNuwlSdW4c
— CNN (@CNN) 2018年7月28日
瀬戸内海に浮かぶアートの島、直島のレポート。こうしてアメリカン・テイストの映像で撮影されると、ますますアートだなあ。直島に行ったのは、7年前で、こんなところを見て回った...
yabudk.hatenablog.comyabudk.hatenablog.comyabudk.hatenablog.comyabudk.hatenablog.comyabudk.hatenablog.com
いまはどうなっているだろう。展示が変わったりしているのだろうか。CNNの映像を見ているうちに、また行きたくなってしまった。
「tsundoku」は「tsunami」「karaoke」「sudoku」に次いで日本語源の英語になる?
Tsundoku: The art of buying books and never reading them https://t.co/IFZkDdJT1N
— BBC News (UK) (@BBCNews) 2018年7月29日
本をたくさん買っても読まずに積んでおく「積読」が「tsundoku」という言葉で紹介されている。おお、「tsundoku」も日本語を語源とした言葉として英語の世界に定着するのか。
英語辞書の定番、オックスフォード・ディクショナリーには、tsunami(津波)、karaoke(カラオケ)、sudoku(数独)などがすでに収録されている。BBCで紹介されたということは、オックスフォードで辞書づくりを担当している舟を編む人たちの目にもとまっただろうか。「tsundoku」と言えば、世界で通用する時代が来るのかもしれない。「あ、その言葉、もともとは日本語なんです」とか言える。
でも、読書家が減っている昨今、「tsundoku」という言葉、オックスフォード・ディクショナリーに載ったときには、日本で死語になっていたりして...。
ツイッター株急落。株価は短期的に間違えても、中長期的には正しく評価する... と思いたい
こんな記事があった。
ネットフリックス、フェースブックに続いて、ツイッター株が急落。ユーザー数の減少を嫌気されたわけだが、ネットフリックスやフェースブックのユーザーが伸び悩んだのとツイッターとでは違うような... 。ツイッターのユーザー減少には、こんな背景が...
ツイッターは自動化されたアカウントや不審なアカウントなどの削除を進めており、第2・四半期のユーザー数に影響が出たと説明。ユーザー数の増加に向けたプロジェクトよりも、不審なアカウントを削除し、へイトスピーチ(憎悪表現)などを削減するプロジェクトを優先させていることを明らかにした。
ユーザーの質的充実を進めているんだよなあ。目先の株価だけを考えて、ユーザーの量にこだわるよりも長期的な成長へ向けて質を重視するのは正しい経営判断だと思うけど。ネットの場としての安全性、健全性に疑問を持たれている時代だけに、ツイッターを新しいメディアのプラットホームとしていくためには、賛同者の大量偽造やヘイトスピーチを排除して、ユーザーの質の充実を図ることは重要だと思う。
株価は短期的には上に振れたり、下に振れたり、過剰に反応したり、評価を誤ることははあっても長期的には適正な水準へと収束するという人がいる。ツイッターの場合、ユーザーが減ったといっても、今回はユーザーから不審、悪質なアカウントを消していく健全化プロジェクトの結果であり、ユーザー数だけみて株価が急落するというのは過剰反応ではないだろうか。この記事の後段では、こんなアナリストの意見も...。
BTIGのアナリスト、リチャード・グリーンフィールド氏はツイッターの株価急落について「市場は月間アクティブユーザー数の減少に過度に反応している」と指摘。「昨年の第2・四半期にも同様の過度な反応が見られ、買いを入れる格好の機会となった」と述べた。
今後、市場でどのように評価されるのか、注目だなあ。
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アルジャジーラが日本のおもてなし「モバイル・モスク」をレポート。カシオにはイスラム時計があったなあ
中東・アルジャジーラのツイッターを見ていたら、こんな記事が...
Welcome to Japan's mobile mosque. pic.twitter.com/yPLJvaSZJI
— Al Jazeera English (@AJEnglish) 2018年7月26日
ラグビー・ワールドカップ2019、東京オリンピック2020向けにイスラム教徒をおもてなしするモバイル・モスク。移動式の礼拝所。きめ細かい配慮だなあ。日本でお披露目されたものをアルジャジーラが早速、報道してくれたのだ。これは中東のメディア、アルジャジーラであることに意味があるなあ。うれしいことです。
日本のメーカーのイスラム教徒へのおもてなし感全開のモバイル・モスクを見ているうちに、昔、国立民族学博物館で見た「メッカの方向とお祈りの時間がわかる時計」を思い出した。カシオの腕時計だったと思うけど、最初に見たとき、世界の人びとへの日本人の細やかな心配りに感動した。
http://www.minpaku.ac.jp/research/sc/teacher/minpack/arab/09
この時計、今も売られているのかと、Amazonを見ていたら、デザインはもっと洗練されていた。
おもてなしに技術を惜しまない。さまざまな文化の人びとのニーズに応えた細やかな心遣いが本来の日本なんだけどねえ。
遅ればせながら知った「FAANG」の相場影響力とフェースブック株の歴史的暴落
遅ればせながら知った経済新語、FAANG。フェースブック(Facebook)、アマゾン(Amazon)、アップル(Apple)、ネットフリックス(NETFLIX)、グーグル(Google)の頭文字をつなげて、現代ネット時代の5強を総称する。で、このFAANGがどれだけインパクトがあるかと言うと...
The S&P 500 was positive through the first half of 2018 purely because of the FAANG stocks (Facebook, Amazon, Apple, Netflix, Google).
— ian bremmer (@ianbremmer) 2018年7月26日
Without them, the index's performance would've been -0.73%.
via @axios
2018年上期、米国の代表的株価指数、S&P500は上昇したが、これはFAANG株によるもので、この5銘柄を除くと、0.73%の下落になるのだとか。どんだけFAANGの存在が大きいか。株価指数を5銘柄で動かしてしまっているのか。
しかし、我が世の春を謳歌してきたFAANGにも、ここに来て変調が...。先日は...
そしてネットフリックスだけではなく、今度は、この株にも..
フェイスブック株、20%近い歴史的急落-不祥事ついに業績に反映 https://t.co/hoMdZ3WB5e pic.twitter.com/l4mvraOjO5
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2018年7月26日
フェイスブック株が暴落。どんだけ、これがすごかったかというと...
世界を大恐慌が襲った1929年。米国株式市場では140億ドルの時価総額が吹き飛びました。今のドル換算で約2000億ドルに相当します。26日の株式市場ではフェイスブックだけでこの3分の2に近い1200億ドルの時価総額が一時失われました。 https://t.co/s2vGHeDSpy pic.twitter.com/9BPTMWdpZA
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2018年7月26日
現在価値に換算して、大恐慌のときにニューヨーク株式市場が失った時価総額の3分の2近い価値を1銘柄で吹き飛ばしてしまった...。ザッカーバーグは...
フェイスブック株急落、ザッカーバーグ氏は約1.7兆円失う https://t.co/HOOlzYcqCO
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2018年7月27日
まあ、超リッチなザッカーバーグの懐具合など、どうでもいいとして、問題は、これまで株式相場を上昇させる推進力だったFAANGの一角に生じた変調を機に、強気一辺倒だった米国株式市場に対する見方を見直すべきなのかどうか。FAANGと一言でいっても、それぞれのビジネスモデルは違うので、ネットフリックス、フェースブックが急落したといって、アマゾン、アップル、グーグルも売りなのか、という論点もある。マーケットはどうなっていくんでしょう。
アマゾンを見ていたら、FAANGショックって、今までにもあったような...
日経ヴェリタス 2018年4月15日号 データを制する者は FAANGショックを超えて
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
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マーケットに詳しい人たちの間では、FAANG、春には話題だったのだな。このときは押し目買いが主流だった様子。まあ、こうした新語、自分のような流行に疎い人間が言葉を覚えた頃には、旬は終わってしまっているのだろうか。