納豆ダイエット・ブームは捏造されていた?

フジテレビ系の生活情報番組発掘!あるある大事典2」で、納豆のダイエット効果を紹介した7日放送分にデータ捏造(ねつぞう)などの問題が判明し、制作した関西テレビ大阪市)が20日、発表した。番組では、納豆を食べた被験者の中性脂肪値が正常値になったとコメントし、字幕で数字をつけて紹介。だが実際には測定しておらず、他の実験でも測定や検査をしないまま、架空の数字を番組で流していた。会見した千草宗一郎社長は「放送局としての信頼を著しく損ない、視聴者の信頼を裏切ることになり、誠に申し訳ない」と謝罪した。

 あちゃー。不二家のことはいえないじゃないか。納豆ダイエットは納豆需要を拡大させたけど、データ捏造じゃあ、今度は反動を食らってしまう。納豆ダイエットを真面目に研究していた人たちも、いかさま扱いされてしまうわけで、これじゃあ、哀れだなあ。バラエティ番組と教養番組の境界線がなくなってきた。教養的エンターテインメントの危うさかしら。みんな疑ってかかる時代になったわけなんだなあ、きっと。