京大、同志社、立教、早稲田の受験で入試時間中に問題をネットに投稿、答えを教えてね

25、26日に行われた京都大学の前期日程の2次試験で、試験時間中に問題の一部をインターネット上に投稿して答えを求める書き込みが行われていたことがわかった。同様の書き込みは8日の同志社大学の入試でも行われているが、さらに、この投稿者は、11日に行われた立教大学文学部と12日に行われた早稲田大学文化構想学部の英語の入試問題についても、試験中に解答を求めたと思われる書き込みをしていた。

 これもクラウド・ソーシングなんだろうか。試験時間中に問題を「Yahoo!知恵袋」に投稿して答えを求める。携帯電話を使ったらしいが、試験官もいただろうに、どうやったのだろう。それに加えて、「Yahoo!知恵袋」にアップされると、解答がすぐに寄せられていたというのもすごい。確かに「疑問をみんなで解決」のサイトなのかも(Yahoo!にとっては、いい宣伝だなあ)。誰か外の仲間と組むならば、メールを使ったほうがばれないし、Yahoo!を使ったならば、本当にクラウドの力に頼ったということなのだろうか。
 韓国では携帯電話を使ったカンニング事件で、試験会場への携帯電話持ち込みが禁止されていたと思ったのだが、やはり、その通りで、以下のような記事が時事通信に載っていた。

携帯電話のメール機能を利用した大学入試でのカンニングは、厳しい受験戦争で知られる韓国で2004年、組織的な不正が発覚したことがある。日本のセンター試験に相当する共通試験で、受験生らが試験会場外の後輩らと連絡を取り合う手口だった。中心的な役割を果たした受験生らは公務執行妨害罪で起訴され、懲役8月、執行猶予1年、社会奉仕80時間の判決を受けた。韓国当局は翌05年の入試で携帯電話の試験会場への持ち込みを禁止。金属探知機を使ってチェックし、違反した場合は試験結果無効、受験資格1年停止とする措置を取った。

 やはりIT化で、日本は韓国に遅れているんだなあ。6、7年遅れて、この手の事件が日本にやってきたのか。今回は見えるところで行われたから、わかっただけで、裏では行われていたことなのかも。今回の騒動も、進んでいるようで、遅れている事件かも。
 ちなみに日本のセンター試験では、こんなルールらしい。

センター試験については、「受験上の注意」で、携帯電話や音の出る機器は、試験室に入る前に必ず、電源を切ってかばんに入れておかなければならないとされている。試験時間中に携帯電話などを利用して連絡を取ることは「不正行為」となることがあり、不正行為とされた場合は、それ以降受験できず、受験を終えたすべての教科・科目も無効となる。

 日本はぬるいのか。金属探知機まで置いて、公正さを確保しようとは思わないということか。性善説といえば、性善説
Yahoo!知恵袋-疑問をみんなで解決 => http://chiebukuro.yahoo.co.jp/

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