世界の関心が東日本大震災に向く間に、リビアではカダフィが大攻勢。反政府派が苦戦

リビアカダフィ政権の政府軍は15日、チュニジア国境近くのズワラを制圧、同国西部のほとんどの都市を奪還した。反体制派が支配してきた東部でも拠点ベンガジに迫る勢いで、国際的な支援がなければ、反体制派が政府軍の勢いを止めるのは困難な情勢となってきた。

 東日本大震災と、それに続く福島第一原発事故に世界の関心が向く間に、リビアではカダフィ政府軍が大攻勢。西部の都市はほとんど奪還され、東部でも反政府派は苦戦を強いられているらしい。反政府派をいちはやく承認したフランスなど、これから、どうするのだろう。湾岸では、バーレーンの反政府派鎮圧に、サウジアラビアが軍事介入しており、政権側の反撃が始まっている。原発の信頼性が揺らぎ、中東情勢は不安定、余震おさまらぬ日本列島同様、世界も新しい秩序を求めて揺れ動く。
★フランス、リビア国民評議会を政府承認 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) => http://t.co/cwJqUtX

カダフィ正伝―誕生から革命秘話、そして激動の半生を初めて語る

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