高橋外務副大臣、セクハラかどうか別にしても、大震災の2日後に早くも銀座で...

民主党高橋千秋外務副大臣(54)が、東日本大震災の発生2日後の3月13日夜、外務省に交代で泊まり込む勤務の前に同省所管団体の女性職員と東京・銀座で飲酒し、松本剛明外相から厳重注意を受けたことが明らかになった。▼高橋氏は副大臣から昇格した松本氏の後任として3月10日に就任。翌11日に震災が発生し、副大臣らは順番に省内に泊まり込んで待機する態勢をとったが、高橋氏は13日午後11時の引き継ぎの前まで女性と飲食店でワインを飲んでいたという。16日発売の週刊新潮がセクハラ騒動として報じた。

 しかし、この当事者意識の欠如は豪快だなあ。震災の翌々日、福島第一原発の事故が深刻化し、原発事故への対応をめぐり日米関係も緊迫しているときに、銀座で「外務省所管団体の女性職員」と飲み食いしていたのかあ。で、公務前でオフの時間だと...。有事には24時間勤務という意識はなく、宿直だけ務めればいという神経だったのだろうか。常駐して情報収集と調整に当たり、休憩は仮眠と食事だけというのではないのだ。シフト制のサラリーマンと同じ感覚で、危機に対応していたのか。そして、これについて枝野官房長官は...。

枝野氏は「オフの時間帯とはいえ公務の前に飲酒したことは本人も猛省している。外相からも厳重注意を与えたと報告を受けている」と述べた。セクハラがあったかどうかなど、具体的な事実関係や経緯は外相が調査中だとした。

 震災2日後、原発事故が深刻化している非常時でも民主党は「オフの時間帯」を大切にするのだ。有事と平時の区別がないんだ。結局、民主党の言う政治主導とは、政治家のお役人様かなのかと思ってしまう。こういう話がどうも多いような気がするんだけど。セクハラ以前の政治家としての覚悟の問題だなあ。まあ、泣いて馬謖を斬る政党でもないから、また放ったらかしで、世間が忘れるのを待つのだろうか。
高橋千秋氏の来歴をウィキペディアで見ると => wikipedia:高橋千秋
高橋千秋・公式サイト => http://www.chiaki.gr.jp/

職業としての政治 (岩波文庫)

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