鳩山首相が外交デビュー

 鳩山首相がニューヨークで外交デビュー。まずは、中国の胡錦涛主席と会談。

鳩山由紀夫首相は21日夜(日本時間22日午前)、中国の胡錦濤国家主席ニューヨーク市内で約1時間会談し、日中の戦略的互恵関係を発展させていくことを確認した。首相は、アジア重視の立場から提唱している「東アジア共同体」構想について「日中両国が違いを乗り越えて信頼を築き、それを軸に構築したい」と提案した。戦略的互恵関係について、胡主席は(1)首脳往来の頻度を上げる(2)民間の交流を活発化する(3)経済・貿易を発展させる(4)アジア、地球規模の問題で協力する(5)食い違いのある問題は大所高所から対応する−ことを挙げた。1995年の村山富市首相談話を踏襲するとした首相の歴史認識を「評価する」と述べる一方、東アジア共同体については特に言及しなかった。

 そして、国連の気候変動サミットで、英語で演説。

鳩山由紀夫首相は22日、ニューヨーク市内で開いた国連気候変動首脳会合(気候変動サミット)に出席し、日本の温暖化ガスの中期目標について「2020年までに1990年比で言えば25%削減を目指す」と表明した。途上国や新興国の温暖化対策を後押しするため、日本の省エネ技術や資金を提供する「鳩山イニシアチブ」構想も提唱した。積極的な削減目標と支援策を掲げ、今後の国際交渉で主導権を握りたい考えだ。

 変わるかのかもしれないし、変わらないのかもしれない。良くなるのかもしれないし、良くならないのかもしれない。でも、何か変わるのではないかと予感させる政権のスタートにはなっているなあ。イメージづくりが上手いのかもしれないけど。