中国の格付け会社が、米国債を格下げ

中国の格付け会社、大公国際資信評価有限公司は9日、米国の自国通貨建て及び外貨建て長期信用格付けを「AA」から「Aプラス」に2段階引き下げたと発表し、金融市場で話題を呼んだ。格下げ判断の根拠は、米国の債務返済能力の低下、及び「米政府による債務返済の意志が大きく低下した」こと。大公国際資信評価は、米国の経済発展・運営モデルは深刻な欠陥を抱えており、このモデルが長期的な景気低迷と、債務支払い能力の低下を招いている、と判断し、格付けの見通しはネガティブに据え置いた。 

 米国としては、中国に言われたくはなかっただろうけど、まあ「格下げ」と言われても仕方のないような米国の状況ではありますが...。でも、それじゃあ、中国はもう米国債は買わないというのだろうか。それも怖い話だけど...。しかし、APECで各国首脳が集まる時期に、中国も米国に対して喧嘩を売るような...。喧嘩ではなくて、会議を前にして牽制しているんだろうか。