警視庁公安部資料流出事件、やはり内部の犯行らしい

国際テロ対策に関する警視庁公安部の内部資料がインターネット上に流出した事件で、流出の2日前、全く同じ文書がネット上の特定のサイトに掲示されたうえ、このサイトの接続先を示す電子メールが同庁の捜査員ら約20人に一斉に送られていたことが、捜査関係者への取材でわかった。メールは「秘密資料」などと題され、アドレスには警察庁長官の名前が使われていた。文書そのものが添付された別のメールが埼玉県警幹部に送られていたことも判明。警視庁は、捜査員らのメールアドレスを知っていることから内部犯行とほぼ断定、流出元の特定に全力を挙げている。

 読売新聞が正月紙面にぶつけてきたスクープだろうか。警視庁公安部の内部資料流出事件、外部で発覚する前に内部でも動きがあったのだ。しかし、ずいぶんネットに詳しい人のようで、容疑者の割り出しも簡単そうな気がするが、そうでもないのだろうか。かなり頭のいい人ということか。
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