菅・前首相が脱原発運動で世界の舞台に復帰? ん?
菅直人前首相がスイスのダボスで25日に開幕した世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で世界の表舞台に再登場する。福島第1原発の事故では自ら陣頭指揮した政府の対応が各方面から批判を浴びたが、今回の菅氏の役回りは反原発運動の推進である。
何だかなあ。この厚顔無恥ぶりが民主党っぽいというか何というか。被災地は厳冬に苦しんでいるだろうに。自民党の安倍元首相も同じようなタイプだけど、民主党は鳩山、菅と、さらに磨きがかかってきたような感じがする。自分が首相だったことを忘れているような...。何だかすごいなあ...。すぐに忘れる...。これが「老人力だろうか」...。原子力災害対策本部の議事録を作っていなかった当事者でもあるのに...。まだ後始末が終わっていないと思うのに、ダボスに行って何をするのだろう...。
うーん。日本の政治には「責任」という概念がないのだろうか。丸山眞男でも、もう一度、読み返してみようかなあ。戦中・戦後、政治の責任に関する意識構造は変わっていないのかも。天皇制が米国依存に変わっただけで、政治家が自分で意思決定しているという認識がないのだろうか。だから、これだけ気楽にスイスのリゾートの国際イベントに行けるのだろうか...。
★World Economic Forum Annual Meeting 2012 => http://bit.ly/xcTCWZ
★ダボス会議のページで「菅直人」を検索すると(あ、ビデオまである) => http://www.weforum.org/s?s=naoto+kan
- 作者: 丸山眞男
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