災害派遣された自衛官が“敵前逃亡”。自衛官にまで原発パニック?
陸上自衛隊練馬駐屯地(東京)は19日、福島第1原発事故で災害派遣された郡山駐屯地(福島県郡山市)からトラックを盗んで逃げたとして、第1特殊武器防護隊の3等陸曹、◯◯容疑者(32)を懲戒免職にしたと発表した。3月20日に窃盗容疑で陸自の警務隊に逮捕されていた。◯◯容疑者は、放射性物質の除染作業を行う部隊の連絡係で「原発事故に対する恐怖心からパニックになって逃げた」と供述しているという。
容疑は「窃盗」だけど、記事を読むと、駐屯地のトラックを盗んで逃げたということだから、要するに「敵前逃亡」だろうか。しかし、この手の作業の専門部隊である「特殊武器防護隊」の下士官が原発事故でパニックを起こしてはまずいんじゃないだろうか。核テロだって考えられる現代なのだから、放射能戦に関する訓練をしていそうなものだけど、そうした準備が不足しているのか。あるいは、現場の状況がプロの目から見ても悪いのか。いずれにせよ、プロがパニックを起こしては、アマは不安だなあ。
- 作者: 井上和彦
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