アート

森山大道、ミゲル・リオ=ブランコ写真展 共鳴する静かな眼差し

東京都現代美術館で「ネオ・トロピカリア」展と同時に開催されていた企画。森山が撮影したモノクロのブラジルとブランコが撮ったカラーの東京が交錯する。で、新鮮だったのは、ブランコが撮った東京の色だった。こんなに東京が色彩豊かで、こんなに原色に彩…

「ネオ・トロピカリアーーブラジルの創造力」展

東京都現代美術館でブラジルの現代美術を集めた「ネオ・トロピカリア」展を見に行く。絵画、写真から音楽を聴きながら体感するものまで様々。かなり変わった感覚。一番、印象に残ったのは、リジア・パペの金の糸を照明の光線で浮かび上がらせるインスタレー…

「1930年代・東京」@東京都庭園美術館

東京都庭園美術館は本年、開館25周年を迎えます。先の20周年では「アール・デコ様式 朝香宮がみたパリ」展を開催いたしました。これに続き本展では宮邸が建設された〈1930年代・東京〉に軸を移します。この時代は関東大震災からの復興直後にあたります。通信…

東京都庭園美術館 写真展「パリ・街・人ーーカルティエ=ブレッソン」

1988年に東京都庭園美術館で開催された写真展「パリ・街・人−−アジェとカルティエ=ブレッソン」の図版を図書館で偶然、発見。アジェとブレッソンは分冊になっていて、見たのはブレッソンの分。1929年から1978年までのパリの街角をブレッソンが撮っている。有…

鏑木清方記念美術館

鎌倉駅から鶴岡八幡宮へ小町通りを歩いていくと、ちょっと小路を入ったところに、日本画家の鏑木清方の居宅を利用した美術館がある。これがなかなか良かった。ちょうど「鏡花作 清方描く」という企画展をやっている。その趣旨に曰く。 鏑木清方が一流の挿絵…

神奈川県立近代美術館・鎌倉館/鎌倉別館

鶴岡八幡宮に隣接した美術館。「あの色/あの音/あの光」という展示会をやっていた。 美術館のまわりを歩いてみると、たくさんの色と音と光があふれています。そして、もちろん作品の中にも。展覧会やワークショップと鎌倉館に面した〈池〉がつながって、見…

横浜美術館

みなとみらいに行ったついでに横浜美術館を覗く。次の企画展の準備で、公開されているのは常設展示だけ(美術館の半分ぐらい?)。 http://www.yaf.or.jp/yma/

ジュリアン・オピー(Julian Opie)展

水戸芸術館現代美術センターは、イギリスを代表する現代美術作家、 ジュリアン・オピーのアジア初の大型個展を開催いたします。その活動初期から、絵画と立体、アートとデザイン、商品とアート、日常と美の関係といった、現代美術の主要な問題に対して実験的…

「崖の上のポニョ」が公開、MOTのジブリ展は日時指定入場券

今年の夏は、宮崎駿の夏らしい。このところ、街を歩いていても、テレビを見ていても、「ポ〜ニョ、ポニョ、ポニョ」という脱力系の子供の歌声が聞こえてくるのだが、この主題歌の映画「崖の上のポニョ」が公開される。かなりの好調な出足と思えるのだが、「…

大岩オスカール 夢みる世界

1965年、ブラジル移民の二世としてブラジルのサンパウロに生まれた大岩オスカールは、ゆたかな物語性とユーモア、そしてあふれる想像力によって世界の姿をさまざまに描きだす作家です。マンガや美術、雑誌に親しむ幼少時代を過ごした大岩は、大学では建築を…

「冒険王・横尾忠則」展

「ターザン映画」や「少年探偵団」、「アングラ演劇」や『平凡パンチ』を愛するすべての世代に贈る、横尾忠則の冒険絵巻! 世田谷美術館で「冒険王・横尾忠則」展を見る。以前、東京都現代美術館で「横尾忠則・森羅万象」展を見て感嘆したのだが、今回の企画…

「アクア」でランチ

東山魁夷展を見た後、美術館内のレストラン「アクア」でランチ。「フレンチの鉄人」、石鍋裕シェフのプロデュースによるレストランで、正式名は「クイーン・アリス アクア」というらしい。人気のミュージアム・レストランとあって大混雑だった。で、あさの豚…

生誕100年 東山魁夷展

東京国立近代美術館まで「生誕100年 東山魁夷展」を見に行く。ゴールデンウィークとあって混雑していた。日本画ファンから西洋絵画ファンまで幅広い層に支持されている国民画家といった感じ。和装の人が目立ったのは、東山魁夷ならでは、だろう。展示作品も…

「200∞年目玉商品」展

21_21とメインパートナー各社を中心としておくる2008年の"初展"。 視る、見る、観る、診る…みるちから。デザインにはものごとをみきわめる力、優れた"目"が欠かせません。 クリエーターたちと企業のビジョンやノウハウが出会い、21_21の視点から"目"をテーマ…

オスカー・ニーマイヤーが100歳に

Oscar Niemeyer, the last surviving founder of architecture's Modernist movement, turns 100 on Saturday. The grandfather of Brazilian architecture is a living legend, and plans to remain so for a while. ブラジル生まれの建築家、オスカー・ニ…

「最後の晩餐」に楽譜が隠されていた?

イタリア・ルネサンス期の巨匠、レオナルド・ダ・ビンチ(1452〜1519年)の傑作「最後の晩餐(ばんさん)」の中に、楽譜が隠されているらしいことが、イタリアの音楽家ジョバンニ・マリア・パラ氏(46)の研究でわかり、新たな「ダ・ビンチ・コー…

東京都現代博物館で、沢尻エリカ百変化

東京都現代美術館に「SPACE FOR YOUR FUTURE」展を見に行く。現代アートだなあ、という感じの展示物が多い。体験型のものもある。で、そのなかに壁面いっぱいにあったのが、タナカノリユキ撮影の沢尻エリカ百変化の写真(100erikas)。う〜ん、これもアート…

ポーラ美術館ーー「花の絵画」展

財団法人ポーラ美術振興財団は、2002年9月神奈川県箱根仙石原にポーラ美術館を開館いたしました。総数約9,500点におよぶポーラ美術館のコレクションは、ポーラグループのオーナーでありました鈴木常司(1930-2000)が40年余をかけて収集した美術作品です。コ…

ワタリウム美術館

青山にある美術館。現在は、ブルーノ・タウト展を開催中。青山ユニマット美術館は小振りだが、ゆったりとしているが、こちらは小さくて狭い。1階に受付があり、2階から4階までが展示室というのは、ユニマットと同じ構造なのだが、こちらは2階から3階には階段…

青山ユニマット美術館

シャガールを中心に、エコール・ド・パリの面々の絵画が集められている。説明文がていねいで、結構読み込んでしまった。シャガールは幻想的な絵画を描く人物という印象だったのだが、ロシア生まれのユダヤ人で、革命後はドイツに逃れ、そのドイツもナチズム…

アヴェドンが撮影した「冷血」の殺人犯の写真

映画「カポーティ」で、リチャード・アヴェドンが「冷血」の犯人のペリー・スミスとリチャード・ヒコックのポートレート写真を撮るところが出てくるが、この写真を見たいと思うのは誰も同じらしい。で、まずは、Googleを検索してみるところも同じ。しかし、…

巴里憧憬−−エコール・ド・パリと日本の画家たち

埼玉県立近代美術館に「巴里憧憬ーーエコール・ド・パリと日本の画家たち」を見に行く。1920年代のパリには、世界中から芸術家が集まったわけだが、この時代に日本人画家もパリに蝟集していた。藤田嗣治だけじゃない。有名無名(といっても僕が知らないだけ…

川村記念美術館

飯田喜國の追悼展をやっていた。 http://www.dic.co.jp/museum/ http://www.dic.co.jp/museum/exhibition/iida/index.html

カルティエ現代美術財団コレクション展

明日が最終日ということもあって、夕方に行ったのに大混雑だった。一番インパクトがあったのは、この展示会のポスターのモチーフにもなっているロン・ミュエクの「イン・ベッド」。静脈まで描き込まれた女性が妙に生々しくて不気味。しかし、全体的に見ると…

ジミー大西、贋作ができる領域に

画家のジミー大西さん(42)の絵画を模写しネットオークションで販売したとして、大阪府警生活安全特捜隊は22日までに、不正競争防止法違反などの疑いで奈良県橿原市、古物商岡本守史容疑者(44)ら4人を逮捕、偽作品12枚を押収した。 ジミー大西の…

市川市東山魁夷記念館

午後、天気も良かったので、ふらっと東山魁夷記念館へ。ちょうど解説員の人が展示物の説明をしてくれているところで、ラッキー。東山魁夷は日本画の巨匠のひとりだったのだが、日展などで広く認められるようになったのは40歳近くになってから、晩成型の人だ…

東京都現代美術館のレストラン

東京都現代美術館のレストランは「CARDENAS」のプロデュース。結構、行けます。今日はコースで食べてしまった。前菜を2品から選べて、サラダ、メーンディッシュは4品からの選択。で、デザートとコーヒー。デザートはブルーベリーをかけたアイスクリームとガ…

東京府美術館の時代 1926〜1970年展@東京都現代美術館

併設展示されていた「東京府美術館 1926〜1970年展」も覗いてみる。こちらは絵画が中心。池田満寿夫や岡本太郎の作品もあるが、こちらは空いていた。時代を感じて面白い。1940年に開かれた「紀元二千六百年奉祝美術展覧会」の作品は、国威発揚というか、勇壮…

イサム・ノグチ展@東京都現代美術館

東京都現代美術館に、イサム・ノグチ展を見に行く。この美術館はお気に入りで、ときどき出かけるのだが、これまでに、あまり見ない大混雑だった。イサム・ノグチは人気があるのだなあ。展示物はイサム・ノグチらしいものだったが、ノグチが残した最大の作品…

近藤浩一路

昨日、テレビで「何でも鑑定団」の再放送を見ていたら、出てきた水墨画の画家。値段は、蒐集している人が少ないとかで、大したことなかったのだが、好きだなあ。テレビを見ていて、惚れてしまった。 http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/collection/item/…