アート

CNN style が直島をレポートしていた。いまや世界の「アートの島」だなあ

CNN styleのツイッターを見ていたら... This is Japan's art island, where the museums were custom-built to exhibit famous works https://t.co/sjvAj0BSK3 pic.twitter.com/FNuwlSdW4c— CNN (@CNN) 2018年7月28日 瀬戸内海に浮かぶアートの島、直島のレ…

沖縄全戦没者追悼式の平和の詩「生きる」は激しく心を揺さぶる

戦没者や被災者の追悼式では、小中学生がスピーチをしたり、詩を読んだりすることは定番のようなものになっている。主催者の大人のあざとい演出のようなものを感じ、これまでは興味もなかったし、見たり、読んだりすることもなかった。しかし、今年、戦後7…

企画展「ワンロード: 現代アボリジニ・アートの世界」(国立民族学博物館)

国立民族学博物館に行った時に、開催されていた企画展。鮮やかな色彩で描かれた作品の数々に目を奪われる。現代アートは、ともすると、奇をてらった、アタマでひねり出したような作品が多いようにも思えるのだが、そうした邪心とは違うところから生まれた作…

池永康晟(いけなが・やすなり)ーー現代日本の美人画家

昔から美人画というのは、浮世絵やら日本画やら、日本の伝統的な絵画の分野なのだが、最近、気になるのは池永康晟。Pinterestをやっていたら、なぜか、この人の絵が引っかかってきて、いくつもPinしてしまった(まあ、Pinするから、ますます、引っかかってく…

台北・国立故宮博物院ーー翠玉白菜と肉形石が超大人気スポット

台北、というか、台湾観光に行っていって、美術館に行くといったら、絶対の定番は、ここ故宮博物院。パリに行ったらルーブル、ロンドンに行ったら大英博物館でしょ、といった感じで、団体観光客で大混雑していた。夕方は団体が減って、比較的空いているとい…

台北当代芸術館(MOCA Taipei)ーー台湾にある小学校を改装した現代アートの美術館

先日、台北に行ってきて見てきた美術館。台北といえば、故宮博物院というのが観光スポットの定番であり、そちらも見てきたが、現代の空気を感じるのは、やはり現地の新しい小ぶりの美術館。ちょうど香港のアーティストたちの企画展をやっていた。レンガ建て…

生誕100年 亀倉雄策展(新潟県立万代島美術館)

東京オリンピック2020のロゴは盗作騒動で地に落ち、改めて、1964年の東京オリピックのポスターはインパクトがあったよね、ということになってくる。その東京五輪1964年のグラフィック・デザイナーが亀倉雄策であり、いま新潟市の県立万代島美術…

日本人の美的センスは落ちたのだろうか?世界陸上のユニフォームを見ていると...

うーん。日本はどうなってしまったんだろうか?東京五輪2020のロゴをめぐる盗作騒ぎで辟易していたうえに、世界陸上の日本代表のユニフォームを見ていると、日本人は創造性ばかりか、美的センスまで失ってしまったのかと思う。蛍光色のピンク(朱といいたい…

足立美術館ーー「日本一の日本庭園」。でも、個人的には由志園のほうが好き

島根県の足立美術館といえば、その日本庭園の美しさで知られている。どんだけ、すごいかというと... アメリカの日本庭園専門誌『Sukiya Living/The Journal of Japanese Gardening(ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング)』が、全国900ヶ所以上の…

ホーチミン市・美術博物館 Bảo tàng Mỹ thuật

ホーチミン市のベンタイン市場の近くにある美術館。中国人商人の邸宅だったというコロニアル風の建物を利用した施設で、オードリー・ヘップバーンの映画「シャレード」に出てくるような螺旋階段の真ん中に箱型のエレベーターがあるところもどこかフランス風…

「ブラティスラヴァ世界絵本原画展:絵本をめぐる世界の旅」(千葉市美術館)

ブラティスラヴァ世界絵本原画展というのは、千葉市美術館のサイトによると... スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァで2年ごとに開催される「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」(略称BIB=Biennial of Illustrations Bratislava)は、ユネスコと国際児童…

釜山ビエンナーレ開催中の釜山市立美術館と釜山文化会館を歩く。面白かったあ

先月、韓国に行ってきたのだが、これは「2014 釜山ビエンナーレ」を見るため。ビエンナーレは2年に1回開かれる国際的な美術展で、今回の会期は9月20日から11月22日まで(残すところ、あと1週間だなあ)。会場となっている釜山市立美術館と釜山文化会館をはし…

「エイリアン」をデザインしたH・R・ギーガー死去

SF映画「エイリアン」シリーズに登場する地球外生物のデザイナーとして知られるスイスのアーティスト、H・R・ギーガーさんが死去した。74歳だった。関係者が明らかにした。1979年の「エイリアン」(リドリー・スコット監督)では、骸骨のような長…

ホキ美術館

このゴールデンウィークの間に、「日本初の写実絵画専門美術館」というホキ美術館に行ってきた。千葉市緑区にある美術館だが、千葉市というよりも横浜市緑区のような美しい緑豊かな新興住宅街の中にあり、日建設計がデザインした建物が美しい。展示室に入っ…

MOTコレクション(東京都現代美術館)

久しぶりに東京都現代美術館へ。企画展にはそれほど興味があるものがなかったので、MOTコレクションを見る。「私たちの90年 1923-2013」と「つくる、つかう、つかまえる −いくつかの彫刻から」の2部構成。面白かったのは1階の「私たちの90年 1923-2013」。…

「川端康成コレクションと東山魁夷」展@宇都宮美術館

日本初のノーベル文学賞作家である川端康成(1899−1972)は、たぐいまれな美の目利きでした。没後30年となる2002年、川端コレクションが初公開され、大きな話題となっています。(略)この川端コレクションの核となるのが、東山魁夷(1908−1999)の作品です。川…

プーチンの風刺画を展示した美術館が閉鎖。画家は亡命

ロシア・サンクトペテルブルクの「権力の美術館」でプーチン大統領とメドベージェフ首相の風刺画を展示したところ、違法性があるとして26日、警察に押収され、美術館は閉鎖させられた。これを描いた画家コンスタンチン・アルトゥニン氏は身の危険を感じて…

「ポップ・アート 1960's→2000's」展(川越市立美術館)

以前、東京でも開催されていたが、ようやく川越市立美術館で特別展として開催されているのをキャッチアップ。美術館の紹介によると、こんな感じ。 本展は、戦後アメリカ美術の優れた企業コレクションとして知られるミスミ・アート・コレクションより、ポップ…

ハラ・ミュージアム・アーク

一度は行ってみたいと思っていた群馬県渋川市にある美術館で、先日、ぽかっと時間が空いた時に行ってみる。草原の中にある美術館。回廊から外を眺めると、景色自体がひとつのアートとなっている。 開催中の企画展は「紡がれた言葉 ソフィ・カルとミランダ」…

「失恋ミュージアム」というものがあるらしい。そのサイトを見ると...

世の中には、いろいろなミュージアムがあるが、こんなものもあるらしい。 恋人たちの街として知られるパリで19日、「失恋ミュージアム」がオープンし、別れにまつわる「遺品」が来年1月20日まで展示されている。「失恋ミュージアム」は2006年にクロ…

アートファンには気になる「日経おとなのOFF」の新年号

日経おとなの OFF (オフ) 2013年 01月号 [雑誌]作者: 日経おとなの OFF出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2012/12/06メディア: 雑誌この商品を含むブログ (2件) を見る このところ、あまり雑誌は買わなくなったのだが、新聞で広告を見て、この1冊は気になっ…

とてもアートな高架下、「2k540 AKI-OKA ARTISAN」

クリス・アンダーソンの『MAKERS』を読んで、3Dプリンターに興味を持ち、どんなものか、見ることができるところがないかと、ネットで検索して引っ掛かったのが「3D-GAN」。 ★一般社団法人3Dデータを活用する会・3D-GAN => http://bit.ly/10zdUJH そこで、…

メトロポリタン美術館展(東京都美術館)

リニューアルオープンした上野の東京都美術館の企画展。副題に「大地、海、空 4000年の美への旅」とある。公式サイトの紹介文は以下のような具合。 万物の源であり、我々にとって神秘的であり続ける「自然」を切り口として、絵画のみならず工芸品、彫刻、写…

英国の美術館で、ロスコの絵画に、いたずら書き

ロンドンの近代美術館「テート・モダン」は7日、展示していた現代抽象表現美術の巨匠、マーク・ロスコ(1903〜70年)の代表作「ブラック・オン・マルーン」(58年)に来場者によるいたずら書きが見つかったと発表した。作品の右下部分に黒いインク…

福岡アジア美術館

知らない街に行ったら、美術館を覗くことにしているのだが、福岡市に行って選んだのが、福岡アジア美術館。サイトを見ると、こんなコンセプトの美術館... 福岡アジア美術館は、アジアの近現代の美術作品を系統的に収集し展示する世界に唯一の美術館です。そ…

アラブ・エクスプレス展(森美術館)

サブタイトルに「アラブ美術の今を知る」ということで、アラビア半島を中心としたアラブ諸国のアーティスト34組を紹介するという企画展。現代アートの企画展の場合、当たりか、ハズレか、という感じがしたのだが、これは大当たりだった。イスラム圏という、…

ジョルジュ・ルオー 名画の謎(パナソニック汐留ミュージアム)

パナソニック(パナソニック電工=松下電工)の汐留ミュージアムは小ぶりだが、企画のセンスも良く、好きなミュージアムなのだが、その所蔵品の中核であるジョルジュ・ルオーをテーマにした今回の企画展は出色だった。展示物の豊富さもさることながら、プレ…

ムンクの「叫び」が過去最高の96億円で落札

ノルウェーの画家エドバルト・ムンクの代表作「叫び」が2日、米ニューヨークで競売大手サザビーズのオークションにかけられ、美術品として史上最高額の1億1992万2500ドル(約96億円)で落札された。(略)絵画のオークションでは2年前にパブロ…

「井上ひさしと安野光雅」展(芳沢ガーデンギャラリー)

絵本画家として確固たる地位を築いている安野光雅さんの作品は、その透明感あふれる色彩や、そこここに散りばめられた遊び心で、世界中の人々に愛されています。今回は、装丁画家あるいはデザイナーとしての仕事に焦点を当て、井上ひさしの本の装画や芝居の…

既に削除されてしまった「56 Episodes of Star Trek At Once」の話

いまは「この動画はCBSさんによる著作権侵害の申し立てによる削除しました」ということで、なくなってしまったのだが、「56 Episodes of Star Trek At Once」 「56 Episodes of Star Trek At Once」on Devour.com => http://bit.ly/IsG1oi">*1という動画が面…